×

ニュース

被爆者運動 先人の生涯 16日広島 藤居平一さんを語る会

 被爆者運動の礎を築いた、日本被団協の初代事務局長、藤居平一さん(1915~96年)について語る会が16日午後3時から、広島市中区大手町4丁目の大手町平和ビル5階会議室で開かれる。市原爆被害者の会(片山春子会長)の主催。

 原爆で父や妹を失った藤居さんは、広島市中区で家業の材木業を営む傍ら、民生委員として被爆者に寄り添い、救援運動に関わった。55年、広島で開かれた初めての原水爆禁止世界大会を成功させ、翌56年に結成された日本被団協の事務局長に就任。被爆者援護法の前身となる原爆医療法の制定(57年)などに貢献した。語る会では、遺族らの話を聞くなどして、藤居さんの生涯をたどる。

 市原爆被害者の会は4月から、広島などで反核運動の先頭に立った先人について学ぶ会を開催。今回で2回目。2時間程度。資料代など300円(大学生以下無料)。定員80人。要事前申し込み。田中さんTel080(3884)3541。

(2013年11月12日朝刊掲載)

年別アーカイブ