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[核兵器禁止条約 第1回締約国会議] 廃絶議論の現地「活気」 カクワカ 広島で報告会

 市民グループ「核政策を知りたい広島若者有権者の会」(カクワカ広島)は21日、オーストリア・ウィーンで同日開幕した核兵器禁止条約の第1回締約国会議に合わせて現地入りしているメンバー2人のオンライン報告会を広島市中区で開いた。2人は会議の会場ロビーで、核兵器廃絶への道のりを話し合う最前線で感じた思いを語った。

 締約国会議を見学したり、被爆者が証言する関連イベントに参加したりしている瀬戸麻由さん(31)=呉市=は「各会場は多くの人が参加して拍手が湧いて活気がある。海外の市民活動から多くを学べている」と報告した。福山市出身の高橋悠太さん(21)=東京=は「核兵器の非人道性に関する国際会議」を傍聴した内容などについて話した。

 広島で報告を聞いた田中美穂共同代表(27)は「ウィーンでの活動は誇らしく、希望をもらっている」と頼もしそうだった。カクワカはこの日、22日公示の参院選広島選挙区などの立候補予定者に核政策に対する考えを問うたアンケートの途中経過も発表した。27日以降、交流サイト(SNS)で公表する予定。(川上裕)

(2022年6月22日朝刊掲載)

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