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条約参加「日本も努力を」 公明

 公明党の山口那津男代表は21日、日本記者クラブが主催した与野党9党首の討論会で、核兵器禁止条約の第1回締約国会議に岸田文雄首相(広島1区)が政府の参加を見送ったことについて「日本も条約に参加できる環境を整えていく努力が必要だ」と述べた。

 山口代表はかねて、オブザーバー参加を首相に求めていた。討論会でその点を問われ「総理のアプローチの仕方もある」と、核兵器を含む米国の抑止力に安全保障を頼るとする首相の対応に一定の理解を示した。その上で、公明党としては「オブザーバー参加をすべきだ」との考えから、同党の参院議員1人を会議に派遣したことを説明した。

 首相が唱える核兵器保有国と非保有国の「橋渡し」にも触れ、「核軍縮を一歩ずつ進めることが必要だ」と強調した。(口元惇矢)

(2022年6月22日朝刊掲載)

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