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会議参加の理由 広島市長に説明 豪駐大阪総領事

 オーストラリアのトレバー・ホロウェイ駐大阪総領事が30日、広島市役所に松井一実市長を訪ねた。日本と同じ米国の「核の傘」の下にいるオーストラリアが、核兵器禁止条約の第1回締約国会議にオブザーバー参加した理由などについて意見交換した。

 松井市長は締約国会議でオーストラリアの下院議員と面会したと説明。「会議で得た情報を持ち帰って今後の方針を検討すると言われた。そんなやり方もあるのかと教わった」と述べた。ホロウェイ総領事は「条約が問題をどう解決するか最新の情報を得るためオブザーバー参加した。核兵器の不拡散には徹底的に貢献している」と強調した。

 総領事は広島日豪協会の総会に出席するため広島市を訪れた。広島県庁で湯崎英彦知事にも会った。

(2022年7月1日朝刊掲載)

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