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模擬国連 英語で訴え あすから高水高(岩国)2組4人 情報収集重ねる

 高校生が各国の大使役となり、英語で議論する全日本高校模擬国連大会に、高水高(岩国市尾津町)の生徒4人が出場する。16、17日に国連大学(東京都渋谷区)である大会に向け、最後の確認作業を進めている。(友岡真彦)

 出場するのは西藤志帆さん(16)、好中奈々子さん(17)の2年生ペアと、奈良勇輝君(16)、松井優美江さん(16)の1年生ペア。リポート提出などによる一次選考を通過し、本大会に進んだ。2年連続出場となる2年生の2人は、「昨年は会場の雰囲気にのまれたので、再チャレンジしたい」。1年生ペアは「自分たちの意見をしっかり伝えたい」と意気込んでいる。

 大会には全国から65組が出場。発言や書類は英語を使用する。西藤さんと好中さんはカナダ、奈良君と松井さんはボスニア・ヘルツェゴビナの大使になり、議論を交わす。

 議題は「児童労働」で、4人は放課後などの時間を使い、児童労働や担当国について情報収集を重ねてきた。カナダ大使の2年生ペアは、「貧しいから教育を受けられず、それがまた貧困につながる」と考察。学校を中心とした地域コミュニティーづくりを提案する予定にしている。

 1年生の2人は、ボスニア・ヘルツェゴビナの現状から、「先進国に民族間の融和政策を指導してもらい、学校建設も呼び掛けたい」としている。

 優秀賞のペアは、来年5月に米国である高校模擬国連国際大会に出場する。

(2013年11月15日朝刊掲載)

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