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強襲揚陸艦 また寄港 米軍岩国基地 5月以来2度目

 米海軍の強襲揚陸艦トリポリが2日、岩国市の米軍岩国基地に寄港した。5月20日以来、2度目の着岸となる。基地には昨年秋から海軍の遠征洋上基地艦ミゲルキースが4度訪れるなど大型艦船の寄港が相次いでいる。

 中国四国防衛局によると、トリポリは午前9時45分ごろ、基地の港湾施設に入り、午後5時45分ごろ、施設を離れたという。米国側は寄港目的を「補給などのため」としている。

 米カリフォルニア州サンディエゴの海軍基地を母港とし、全長257メートル。短距離で離陸し垂直に着陸できるステルス戦闘機F35Bを搭載でき、海上の出撃拠点となる。既に岩国基地所属のF35Bも同艦と演習をしている可能性がある。

 岩国基地には2021年度から米海軍を中心に艦船の寄港が相次ぎ、市はこれまで20隻以上を確認した。市は基地を米軍艦の母港や定期的な寄港地にしないよう米国側に求めている。(有岡英俊)

(2022年7月3日朝刊掲載)

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