演奏の力でウクライナ支援 広島市の音楽家ら来月チャリティーコンサート 「苦しむ人を見過ごせぬ」
22年7月5日
ロシアの侵攻を受けるウクライナの国民を支援するため、広島市の音楽家たちが「ウクライナエイド」と題したチャリティーコンサートを計画している。8月11日に南区民文化センターで開き、収益と来場者の寄付金を現地に送る。世界で初めて戦争で被爆したヒロシマから平和の尊さを訴え、ウクライナに思いをはせる。(浜村満大)
エイドの実行委員会は、しの笛奏者やバイオリン・シター奏者たち8人。中区のライブハウスで6月上旬にあった会合でコンサートを告知するチラシや会場に置く募金箱のデザイン、出演候補者などを打ち合わせした。当日は午後1~8時に県内を拠点に活動するマリンバのグループやバンドなど多彩なジャンルの10組余りが出演する。被爆バイオリンの演奏もある。
実行委のメンバーの多くは阪神大震災や東日本大震災の被災者を支援するコンサートを経験している。ウクライナの惨状に心を痛め、侵攻直後から支援を模索してきた。8月のイベント以外でもメンバーの音楽活動を通じて寄付を募り、現地の子どもたちの支援などに充てるという。
実行委員長を務めるしの笛奏者の梶川純司さん(70)=西区=は「侵攻に苦しむ人、困っている人を見過ごすわけにはいかない」と強調。「音楽を聴きに来てくれることが支援につながる。ウクライナに心を寄せ、息の長い支援を続けていきたい」と活動の輪の広がりを願う。近くチケットの購入方法などを公表する。
(2022年7月5日朝刊掲載)
エイドの実行委員会は、しの笛奏者やバイオリン・シター奏者たち8人。中区のライブハウスで6月上旬にあった会合でコンサートを告知するチラシや会場に置く募金箱のデザイン、出演候補者などを打ち合わせした。当日は午後1~8時に県内を拠点に活動するマリンバのグループやバンドなど多彩なジャンルの10組余りが出演する。被爆バイオリンの演奏もある。
実行委のメンバーの多くは阪神大震災や東日本大震災の被災者を支援するコンサートを経験している。ウクライナの惨状に心を痛め、侵攻直後から支援を模索してきた。8月のイベント以外でもメンバーの音楽活動を通じて寄付を募り、現地の子どもたちの支援などに充てるという。
実行委員長を務めるしの笛奏者の梶川純司さん(70)=西区=は「侵攻に苦しむ人、困っている人を見過ごすわけにはいかない」と強調。「音楽を聴きに来てくれることが支援につながる。ウクライナに心を寄せ、息の長い支援を続けていきたい」と活動の輪の広がりを願う。近くチケットの購入方法などを公表する。
(2022年7月5日朝刊掲載)