×

ニュース

チャレンジ精神 学生に呼び掛け 谷内内閣官房参与 山口県立大で特別講義

 元外務事務次官の谷内(やち)正太郎内閣官房参与(69)の特別講義が15日、山口市の山口県立大であった。学生ら約350人を前に、「グローバル人材の養成」と題して話した。

 谷内氏は「語学力や主体性などに加えて、日本人としてのアイデンティティーを持つ必要がある」と強調。細菌学者の野口英世らを例にチャレンジ精神の重要性を説き「日本は国際的な地位を高めないと、今の経済水準を保てない。危機感をぜひ感じて」と訴えた。

 谷内氏は安倍晋三首相の外交ブレーンとして知られ、外交・安全保障政策の司令塔となる国家安全保障会議(NSC)の事務局「国家安全保障局」の局長に就任する見通し。質疑応答では、集団的自衛権の行使容認に前向きな姿勢も示した。

(2013年11月16日朝刊掲載)

年別アーカイブ