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丹下氏や被爆映像研究 専門家が来月発表

 原爆資料館(広島市中区)の展示内容について専門家の立場から助言する資料調査研究会(17人)の発表会が12月8日午後1時半~5時、中区中島町の資料館地下1階で開かれる。

 平和記念公園(中区)を設計した建築家で、今年生誕100年の丹下健三氏(1913~2005年)と広島との関わりや、原爆被害と復興を記録した未公開映像などについて、研究会メンバーの5人が話す。定員150人。無料。申し込み不要。資料館学芸課Tel082(241)4004。

 講師とテーマは次の通り(発表順)。

 「丹下健三生誕百周年で明らかになったこと」広島諸事・地域再生研究所(中区)代表の石丸紀興氏▽「日米の科学者によって原爆直後に実施された広島・長崎の残留放射能測定に関する文献調査報告」京都大原子炉実験所助教の今中哲二氏▽「館蔵品の状態及び保管環境・展示環境について」奈良文化財研究所保存修復科学研究室長の高妻洋成氏▽「『幻の記録映像』を読み解く」中国新聞編集委員の西本雅実氏▽「最新の核をめぐる動向と論調」広島市立大広島平和研究所副所長の水本和実氏

(2013年11月18日朝刊掲載)

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