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後輩ら学ぶ「世界の丹下」 広島大 平和記念公園構想図や手紙

 世界的な建築家、丹下健三氏(1913~2005年)の業績や広島大との関わりを紹介する企画展が、東広島市鏡山の同大中央図書館で開かれている。25日まで。

 「丹下健三と広島」のタイトルで、平和記念公園(広島市中区)の構想図のコピーなど61点が並ぶ。設計の際に広島市の担当者とやりとりした手紙も公開している。会場の図書館(1995年完成)も丹下氏が手掛けており、設計図のコピーや建設工事の写真を展示している。

 平和記念公園や、丹下氏が建築家を志すきっかけとなったフランスの巨匠ル・コルビュジエのソビエト・パレス計画案の模型も置いている。同大大学院工学研究科建築学専攻の学生たちが作った。

 丹下氏は広島大の前身の旧制広島高校の出身。先輩の功績を学生や地域に伝えたいと企画展を開いた。午前10時~午後4時半。無料。23日は休館。(新谷枝里子)

(2013年11月19日朝刊掲載)

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