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原爆供養塔前で平和祈る 中区 天台宗の僧侶が法要

 天台宗の僧侶による平和祈念法要が14日、平和記念公園(広島市中区)の原爆供養塔前であった。中四国の僧侶と檀信徒約30人が参列、般若心経などを唱えて原爆犠牲者を追悼した。

 導師を務めた総本山・比叡山延暦寺(大津市)の水尾寂芳(じゃくほう)執行(しぎょう)は「同じ志を持つ人とともに、この場所で平和を祈ることは意義深い」とあいさつ。天台宗一隅を照らす運動の竹内純照総本部長がロシア軍によるウクライナ侵攻を念頭に、「戦争にはいかなる正義もあり得ない。仏教者として声を上げ続けよう」と続いた。

 法要は県内の天台宗寺院を所管する岡山、山陰、四国の3教区が合同で主催し、被爆60年の2005年から毎年続けている。(山田祐)

(2022年7月15日朝刊掲載)

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