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島根原発安全審査 2号機の申請を先行 中電 21日県・市に申し入れ

 中国電力は20日、島根原子力発電所(松江市鹿島町)の再稼働に向けた安全審査の申請について、立地する島根県と松江市に21日、事前了解を申し入れると発表した。定期検査で停止中の2号機の申請を先行させることを初めて表明した。

 苅田知英社長が県庁に溝口善兵衛知事、市役所に松浦正敬市長を訪ね、申請書類を提出する。原発30キロ圏の鳥取県と出雲、雲南、安来、米子、境港の5市にも清水希茂副社長たち幹部4人が訪れる。

 島根県と松江市は中電と結ぶ安全協定に基づき、申請前に事前了解を得るよう求めていた。鳥取県と5市には協定上の事前了解権はないが、申請前の説明を求めていた。

 また中電は22日、島根県議を対象にした申請内容の説明会を松江市内で開く。26日に始まる県議会の一般質問の前に、申請内容を説明する必要があると判断した。(樋口浩二)

(2013年11月21日朝刊掲載)

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