×

ニュース

「秘密保護法の廃案を」 広島 集会・デモに250人

 政府が今国会での成立を急ぐ特定秘密保護法案に反対する集会とデモ行進が21日、広島市の中心部であった。市民団体「STOP!国家秘密法広島ネットワーク」が主催。国民の「知る権利」が侵されるとの危機感から、同法案の廃案を訴えた。

 中区の原爆ドーム前での集会には約250人が参加。ネットワーク共同代表の山田延広弁護士は「何が特定秘密で、何が犯罪の対象か全く分からない。廃案を求める市民の声を広げよう」と呼び掛けた。

 続いて、「守ろう!国民の知る権利」などと書いたプラカードを掲げ、周辺約3キロをデモ行進。「秘密法反対」と声を出して歩いた。友人と参加した廿日市市の主婦藤本純子さん(56)は「法案は、いろんなことを自由に知りたい、聞きたいという国民の当然の権利を阻害する。国会の審議も拙速だ」と懸念していた。(金刺大五)

(2013年11月22日朝刊掲載)

年別アーカイブ