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ヒロシマ・アピールズ 全26作一堂 中区で平和ポスター展

 日本を代表するデザイナーたちが核兵器廃絶や平和の尊さを国内外に発信する「ヒロシマ・アピールズ」ポスターの歴代作品を集めた「ヒロシマ平和ポスター展2022」が広島市中区の合人社ウェンディひと・まちプラザで開かれている。

 日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)会長を務めた故亀倉雄策さんによる第1作「燃え落ちる蝶(ちょう)」から、クリエーティブディレクター佐藤可士和さんが制作し、15日に発表された最新作「NO NUKES NO WAR」まで全26作品が並ぶ。

 JAGDA広島地区と長崎・沖縄地区会員による作品や、学生コンペの優秀作品計約40点も展示。ロシアによるウクライナ侵攻や核の脅威に警鐘を鳴らすポスターも目立つ。JAGDA広島地区の関浦通友代表は「ポスターという枠の中で描いた平和のメッセージをぜひ現物で、見ていただきたい」と話す。

 JAGDA広島地区、広島国際文化財団、ヒロシマ平和創造基金の主催。25日まで。無料。22年版ポスターは8月1~14日、市内のバス停にも掲示される。(森田裕美)

(2022年7月22日朝刊掲載)

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