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防衛局、HPで結果公開 北広島と浜田 騒音測定器を設置

 中国四国防衛局は、米軍機とみられる低空飛行の被害実態を調べるため、8月下旬に広島県北広島町と浜田市に設置した騒音測定器の測定結果をホームページ(HP)で公開した。9月の1カ月分を掲載しており、騒がしい街頭の音量に相当する70デシベル以上を北広島町で10日間、浜田市で7日間観測した。

 測定器は、北広島町の町八幡出張所、浜田市の島根あさひ社会復帰促進センターに設置され、いずれも米軍の訓練区域「エリア567」内にある。70デシベル以上の騒音は、北広島町が10日間で計43回、浜田市が7日間で計51回測定した。

 1日の観測回数は浜田市の29回(9月18日)が最多。最大音量は北広島町の96・6デシベルで、電車が通るガード下の環境に近い大きさだった。

 HPでの公表は、測定器開設から約3カ月が経過した今月18日に始めた。防衛局は「把握したデータは騒音対策の検討に生かしたい」としている。(野崎建一郎)

(2013年11月22日朝刊掲載)

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