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再生可能エネ推進を 山口の会議部会が初会合

 山口県は21日、エネルギーを効率良く利用するスマートコミュニティー推進策を探る環境やまぐち推進会議の「再生可能エネルギー部会」の初会合を県庁で開いた。先進地の事例や国の支援策などの情報を共有し、県内での取り組みを促す。

 大学教授や企業、市町の担当者ら有識者約30人が出席。エネルギー監視システムの試験導入を進める長府扇町工業団地(下関市)や共同ボイラー設置を目指す湯本温泉旅館協同組合(長門市)など、4地区が事例を紹介した。

 意見交換では「県の特長を生かした目標が必要」「複数のメンバーをまとめるリーダーシップが重要だ」などの声が出た。県は今後も会合を開き、各地での普及につなげる。

 同部会は、推進会議が19日に山口市で開いた会合で設置を決定。有識者が環境に優しい自動車の普及策を探る「次世代自動車利活用部会」も同時に発足した。推進会議は2007年に発足し、部会をつくるのは初めて。(村田拓也)

(2013年11月22日朝刊掲載)

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