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原爆死没者追悼祈念館に不正アクセス 広島

 広島市中区の国立広島原爆死没者追悼平和祈念館は21日、同館のホームページを運用するウェブサーバーに不正アクセスがあったと発表した。個人情報の流出は確認していないという。

 同館によると、10日に外部から何者かが不正アクセスし、サーバーに不正プログラムが組み込まれた。プログラムはアクセスしただけで、特定の宛先にメールが送信される仕組み。15日までに209回のアクセスがあり、208回送信した形跡があった。メールの内容は不明という。

 11日、米IT大手のグーグルから同館に連絡があり、判明した。同館のサーバーは不正アクセスの防護システムが不十分だった。松井悟副館長は広島中央署に相談したことを明らかにした上で、「システムの総点検をして業者と協議しながら再発防止に努める」と話している。(加納亜弥)

(2013年11月22日朝刊掲載)

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