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原爆劇 子どもの熱演見て NPO、広島市長訪問 4日公演へ意気込み

 子どもたちによる原爆の創作劇を広島市中区で8月4日に公演するNPO法人「I PRAY(アイプレイ)」(中区)のメンバーが22日、市役所に松井一実市長を訪ねた。上久保昭二理事長は「戦争が絶えない憂うべき世界から、核なき世界に向けた発信をしたい」との意気込みを伝えた。

 松井市長は「若者と平和の心を共有する良い取り組み」と評価し、10月に広島市で開く平和首長会議総会で公演の機会を設けることを検討すると述べた。木原世宥子(ようこ)総合プロデューサーは「子どもたちが歌い、せりふを言うのを見てほしい」と喜んでいた。

 劇は1945年の広島を舞台に焦土から立ち上がる市民の姿を描く。中区の広島YMCAで4日午後6時半から開演する。公募に応じた小中学生たち22人が出演する。前売り千円、当日1500円。アイプレイ☎082(909)2822。(宮野史康)

(2022年7月23日朝刊掲載)

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