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反核訴え508キロ走破 平和リレー広島でゴール

 核廃絶を訴えて県内を巡る「反核平和の火リレー」の最終走者が22日、広島市中区の平和記念公園にゴールした。630人が14日間かけて23市町の計508キロを走破。ロシアがウクライナに侵攻する中、核兵器使用を繰り返してはならないとの思いをつないだ。

 この日は74人が広島市佐伯区からの38・6キロでトーチを受け渡し、平和公園に到着。駆け付けた約40人と原爆慰霊碑に黙とうした。新田康博実行委員長(33)は「市民の声で核兵器廃絶や軍備増強反対、護憲を訴えた」と振り返った。

 県平和運動センターや社民党県連合などでつくる県実行委の主催。1982年から毎年開き41回目となる。4日に公園内の「平和の灯(ともしび)」から採火して出発し、構成団体のメンバーや公募に応じた人が走者を務めた。全国では6~10月に山口、島根、鳥取県を含む21都道県で行われる。(宮野史康)

(2022年7月23日朝刊掲載)

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