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[2023広島サミット] 「地元の協力不可欠」 外務省事務局長 広島市長を訪問

 来年5月19~21日に広島市で開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け、外務省G7広島サミット事務局の北川克郎事務局長が26日、広島市役所に松井一実市長を訪ねた。松井市長は各国首脳が原爆資料館(中区)を見学する機会を設けるよう改めて求めた。

 今月15日に新設された事務局のトップに就いた北川氏は「日本政府がG7を主導する意思を広島から歴史の重みをもって発信したい。地元の協力は不可欠だ」と強調。松井市長は「期待は高まっている。緊密に連携を取りたい」と述べた。

 松井市長は各国首脳の原爆資料館訪問や若者が参加できる関連イベントの開催に向けて調整を求めた。北川氏は「私も資料館を見学し(被爆の実態を)見るだけでも違った印象を抱いた。できるだけのことはしたい。若者の参画も配慮したい」と応じた。

 北川氏は27日にかけて会議会場や各国代表団の宿舎、国際メディアセンターなどの候補施設を見て回る。同日に広島県庁を訪問し湯崎英彦知事と会談する。(川上裕)

(2022年7月27日朝刊掲載)

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