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　三次市三良坂町のみらさか小、三良坂中の児童生徒が、合同で平和学習に取り組み、千羽鶴を折った。千羽鶴は８月５日に同町の三良坂平和公園にある記念碑「母と子―わたす像」へささげる。

　両校の全児童生徒計約１９０人が体育館に集まった。戦争について授業でグループ討議した中学３年生が「戦争を防ぐためには、一人一人の個性や考え方の違いを知り、お互いを認め合うことが必要だ」などと発表した。児童生徒は校内に掲示するメッセージカードに感想を記した。小学６年伊藤美優さん（１２）は「戦争が起きないよう、自分が何ができるのかこれからも考えたい」と話した。

　その後、全学年を縦割りにした１０班に分け、鶴を折った。上級生が下級生に教えながら丁寧に仕上げた。中学３年中山佑希さん（１４）は「一緒に折ることで、平和への思いを共有することができた」と笑顔だった。（千葉教生）

（２０２２年７月２２日朝刊掲載）