×

ニュース

島根原発2号機 安全審査申請 方針撤回求む 共産県委 中電に

 中国電力が島根原子力発電所2号機(松江市鹿島町)の再稼働に向けた安全審査提出の事前了解を21日に県と同市へ要請したことに対し、共産党県委員会は22日、中電に安全審査の申請方針を撤回するよう申し入れた。

 尾村利成県議たち5人が中電島根支社で、島根原子力本部・地域共生部の武田成司部長に申し入れ書を手渡した。申し入れ書は原子力規制委員会が7月に施行した新規制基準を「住民の避難計画は自治体任せで極めてずさん」と批判。申請の方針撤回と島根原発の永久停止・廃炉を求めている。

 武田部長は「経営者に伝える」とした。同席した同本部の村井忠史専任部長は「了解が得られれば速やかに安全審査を申請するのが社としての考え」と述べた。

(2013年11月23日朝刊掲載)

年別アーカイブ