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　花一輪を描いた傘を並べ、通りや建物内を「花畑」にする作品を国内外で発表している２人組のアーティスト「ミレイヒロキ」が、広島市中区の喫茶店を会場に平和への願いを込めて花の絵を描いた。

　約３０人が見守る中、音楽に乗って即興で絵筆を走らせた。縦１６０センチ、横１３０センチの紙いっぱいに、傘に描くのと同じ赤い花一輪を表現した。安佐南区の東野小４年辰崎祐花さん（１０）は「力強いのに優しい感じがする花」と見入っていた。

　ミレイヒロキは「２０２０年の東京五輪に合わせ中区の平和記念公園を『花畑』にし、広島の平和と愛を世界に発信したい」との構想も披露した。（川井直哉）

（２０１３年１１月２４日朝刊掲載）