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[2023広島サミット] 宿泊施設手配 事業者を募集 広島県民会議

 2023年5月19~21日に広島市である先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け、広島県内の官民でつくる「広島サミット県民会議」は、各国政府や報道関係者たちの宿泊施設を手配する「G7広島サミット宿泊予約センター」の運営事業者の募集を始めた。ピーク時に1日2万人程度の宿泊を想定。センターは宿泊施設に客室の提供を求めて宿泊者に割り振る。

 運営事業者は県内の宿泊施設に依頼し、客室を確保。専用ホームページやコールセンターを開設し、政府や報道機関、警備関係者などから予約を受け付ける。応募条件は県内に本店や支店、営業所がある旅行業者が対象。プロポーザル方式で事業者を決めて8月下旬に協定を結ぶ。事業者は運営費を全額負担し、手数料などで収入を得る。

 県民会議事務局は、16年の伊勢志摩サミット(三重県)を参考に、23年5月18~22日に1日当たり2万人程度が宿泊すると見込む。広島市内のホテルの客室は約1万4千室にとどまっており、市外も含めて確保する必要がある。県や市は既に県内の宿泊施設に23年5月8~22日の新規予約を停止し、その期間は宿泊予約センターの業務に協力するよう文書で要請している。

 県民会議事務局は「宿泊予約センターを設けることで安定的、効率的に客室を確保できる。宿泊施設には協力をお願いしたい」としている。(河野揚)

(2022年7月30日朝刊掲載)

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