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文化輝け「ひろフェス」開幕 音楽やアニメ 広島でステージ

 音楽とメディア芸術の祭典「ひろしま国際平和文化祭」(ひろフェス、実行委員会主催)が1日、広島市内で開幕した。「いのち輝く平和芸術、みんな主役。」をテーマに28日まで、国内外のプロと若者、市民らが触れ合う多彩なプログラムを繰り広げる。

 この日、中区の広島文化学園HBGホールでオープニングイベントがあり、祭典のアンバサダーを務めるアイドルグループSTU48の2人が開会を宣言。平和文化の発信に貢献したとして、昨年の沖縄全戦没者追悼式で「平和の詩」を朗読した沖縄県宮古島市の中学3年上原美春さん(14)たち個人・団体4組に「ひろしまアワード」を贈った。

 この後、STU48の6人と広島交響楽団が協演し、平和のメッセージを楽曲「花は誰のもの?」に込めた。広島県内の神楽団9組でつくる特別チームは、舞台スクリーンに投影したオリジナルアニメとともに「八岐大蛇(やまたのおろち)」を熱演した。

 祭典は、2020年度まで続いた広島国際アニメーションフェスティバルをリニューアル。次世代指揮者アカデミー&コンクールとアニメコンペティションをメインに市内各地で展開する。(木原由維)

(2022年8月2日朝刊掲載)

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