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平和大行進 岩国市歩く

 核兵器廃絶を訴えながら全国各地から広島を目指してリレー行脚する「国民平和大行進」が1日、岩国市であった。市内などの約20人が「核兵器のない平和で公正な世界を」などと書いた横断幕を掲げ、国道188号などを歩いた。

 南岩国町の大型ショッピングセンター前から麻里布町のJR岩国駅前までの約5・5キロを進んだ。ロシアのウクライナ侵攻に触れ、「核兵器の使用を許すかどうかの人類の岐路に立たされている」などと訴えた。

 参加した岩国市海土路町の主婦小原和恵さん(59)は「憲法9条があるから日本は戦争をしないと世界から認められている。武器には武器を、という考え方では取り返しがつかないことになる」と話した。

 日本原水協などでつくる実行委員会の主催。九州・沖縄から広島を目指すルートは6月、沖縄県などを出発し、7月21日、山口県に入った。8月2日に和木町を歩いた後、広島県側に引き継ぎ、4日に広島市中区の平和記念公園に到着する。

(2022年8月2日朝刊掲載)

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