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島根原発審査の撤回申し入れ 広島の市民団体

 広島県内の作家や弁護士たちでつくる「さよなら原発ヒロシマの会」(広島市中区)は26日、島根原子力発電所(松江市鹿島町)2号機の安全審査に向けた手続きの撤回を中国電力に申し入れた。

 滝史郎事務局長(広島大名誉教授)たち6人が広島市中区の中電本社を訪れた。滝事務局長は「安全な処理方法がない使用済み核燃料をつくりだすことは人道に反する」などと主張。中電の広報担当社員へ申し入れ書を手渡した。

 中電側は「電力の安定かつ低廉な供給には、一定の比率で原子力が重要。安心してもらえるよう、理解を得ながら取り組んでいく」と応じた。

 中電は21日、再稼働に必要な原子力規制委員会の安全審査の申請に向け、事前了解願いを島根県と松江市へ求めた。

(2013年11月27日朝刊掲載)

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