広島市商高生 平和ガイド 安佐南の古市小児童に 原爆慰霊碑など
22年8月4日
平和活動に取り組む広島市立広島商業高(東区)の1、2年生7人が3日、中区の平和記念公園を訪れた古市小(安佐南区)の児童22人をガイドした。原爆の日を前に、77年前の惨状や公園内の碑に込められた思いなどを分かりやすく解説した。
生徒は原爆問題研究部の部員。児童とともに4班に分かれて原爆慰霊碑や原爆ドーム対岸などを巡った。平和の池の前では「ひどい暑さの中、水を求めて亡くなった被爆者の霊を慰めるために造られた」と説明。原爆の子の像の造形について、「恒久平和や、明るい未来と希望を意味している」などと語った。
児童は、古市学区子ども会連合会の平和学習行事で訪問した。5年陶山(すやま)友暉さん(11)は「みんなが穏やかな気持ちで過ごすためにも、世界が平和であってほしい」と熱心に聞いていた。
部員は4月から、NPO法人「HPS国際ボランティア」(中区)のメンバーの呼びかけでガイドの仕方を学習。児童の訪問を知り、今回初めて実践した。
1年登田美南さん(15)は「世界ではひどい戦争が今も続き、人ごとではない。戦争の悲惨さや、平和の尊さを次の世代に語り継いでいきたい」と力を込めた。(堅次亮平)
(2022年8月4日朝刊掲載)
生徒は原爆問題研究部の部員。児童とともに4班に分かれて原爆慰霊碑や原爆ドーム対岸などを巡った。平和の池の前では「ひどい暑さの中、水を求めて亡くなった被爆者の霊を慰めるために造られた」と説明。原爆の子の像の造形について、「恒久平和や、明るい未来と希望を意味している」などと語った。
児童は、古市学区子ども会連合会の平和学習行事で訪問した。5年陶山(すやま)友暉さん(11)は「みんなが穏やかな気持ちで過ごすためにも、世界が平和であってほしい」と熱心に聞いていた。
部員は4月から、NPO法人「HPS国際ボランティア」(中区)のメンバーの呼びかけでガイドの仕方を学習。児童の訪問を知り、今回初めて実践した。
1年登田美南さん(15)は「世界ではひどい戦争が今も続き、人ごとではない。戦争の悲惨さや、平和の尊さを次の世代に語り継いでいきたい」と力を込めた。(堅次亮平)
(2022年8月4日朝刊掲載)