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核の歴史 映画でたどる 「いのちの岐路に立つ 核を抱きしめたニッポン国」 あす西区で上映会

 核を巡る歴史をたどるドキュメンタリー映画「いのちの岐路に立つ 核を抱きしめたニッポン国」(2017年)の上映会が5日午後2時、広島市西区の広島自治労会館である。無料。

 被爆者や原発労働者、政治学者たちの証言を通し、核との向き合い方を問う内容。21年に87歳で死去した静岡県のマグロ漁船「第五福竜丸」の元乗組員、大石又七さんも登場する。1954年、太平洋ビキニ環礁で米国の水爆実験の「死の灰」を浴びた体験を振り返り、「忘れてはいけない」「私が先頭に立って伝えていかなきゃ」と語る。

 21年に88歳で死去した被爆者でノンフィクション作家、関千枝子さんの姿もある。広島でとうろう流しに参加。「安らかに眠れません 核兵器廃絶 全原発廃炉」としたためた思いを伝えている。

 約1時間50分。プロデューサー矢間秀次郎さん(82)=東京都=のアフタートークもある。先着100人。事前申し込み不要。(田中美千子)

(2022年8月4日朝刊掲載)

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