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愛宕山訴訟原告側敗訴 「強い失望」「却下残念」

 山口県岩国市愛宕山地区の住宅市街地開発事業をめぐる訴訟で、原告側の訴えを退けた27日の広島地裁判決。事業の中止に至る経緯や米軍住宅建設との関連について、原告たちは「踏み込んでほしかった」と落胆した。

 判決後、広島市中区の弁護士会館であった報告集会には、原告や支援者たち約50人が出席。原告団の岡村寛団長(70)は「強い失望を感じた。裁判所はもっと真剣に検討すべきだった」と悔しさをにじませた。原告の一人で地権者の広兼隆充さん(76)も「(愛宕山に)未来都市をつくると言われて土地を売ったのに詐欺に遭ったようなもの。(訴訟が)入り口で却下されて残念」と憤りをあらわにしていた。(野田華奈子)

(2013年11月28日朝刊掲載)

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