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松江市長、時期明言せず 島根2号機の安全審査事前了解

 島根県松江市の松浦正敬市長は27日の記者会見で、中国電力が島根原子力発電所(松江市鹿島町)2号機の再稼働に向け、市に求めた安全審査の事前了解について「できるだけ早く結論を出したい」と述べたが、時期は明言しなかった。

 事前了解への結論については、島根県の溝口善兵衛知事が25日、「年内に返事をする」と表明している。

 松浦市長は、市議会島根原子力発電対策特別委(29日)と市の安全対策協議会(12月3日)での意見を参考にするほか、11月29日に自ら島根原発を視察して判断する考え。「大きな欠陥がなければ粛々と審査を受けてもらう」という姿勢は「変わらない」とした。

 一方で、核燃料の最終処分場確保について「責任を持ってやってもらいたい。再稼働の大前提になる」とし、国に努力を求めた。(土井誠一)

(2013年11月28日朝刊掲載)

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