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公務員追悼式 核廃絶へ誓い 広島市開催 60人参列

 広島市は5日、原爆で亡くなった市職員や市議を悼む市原爆死没公務員追悼式を市役所本庁舎前広場の碑前で開いた。遺族や市職員、市議たち約60人が参列した。

 黙とう後、松井一実市長は「ウクライナ情勢の緊迫化で核兵器使用が懸念される。平和首長会議の会長都市として、市民社会や為政者に核兵器廃絶の必要性を理解してもらうよう努める」とあいさつ。市職員の父を亡くした遺族代表の佐々木淳子さん(85)=安佐南区=たち参列者が碑に花を手向けた。

 市によると、職員と議員計455人が原爆で亡くなった。追悼式は1966年から毎年開き、57回目となる。

(2022年8月6日朝刊掲載)

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