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ケネディ大使に年内面会申し入れ 広島市長、被爆地訪問を要請へ

 広島市の松井一実市長は29日の記者会見で、12月にも長崎市の田上富久市長と東京の在日米大使館を訪ね、キャロライン・ケネディ駐日大使に早期の被爆地訪問を要請することを明らかにした。オバマ大統領の被爆地訪問実現に向けた協力も求める考えという。

 松井市長は「(大使館には)年内には行きたい。大使に直接会い、大使だけでなく大統領にも広島、長崎に来ていただくよう申し入れる」と述べた。

 市は、ケネディ大使の来日前の今月中旬、大使館を通じて面会を申し入れた。市平和推進課は「日程調整を進めている」という。

 ケネディ大使は20歳の大学生だった1978年、叔父の故エドワード・ケネディ上院議員たちと広島を訪問。原爆資料館を見学し、病院では被爆者の話も聞いた。被爆地の印象を「大きく心を揺さぶられた」と語るなど、世界平和への強い思いを再三にわたって語っている。(岡田浩平)

(2013年11月30日朝刊掲載)

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