被爆の惨状 国連本部で 被団協 パネルや遺品50点展示
22年8月7日
核拡散防止条約(NPT)再検討会議が開かれている米ニューヨークの国連本部のロビーで5日、日本被団協による原爆展が始まった。被爆後の広島、長崎の惨状や放射線被害を約50点のパネルや遺品で伝える。9月2日まで。(ニューヨーク発 樋口浩二)
開幕行事で、木戸季市事務局長(82)は長崎での被爆体験に触れて「原爆がもたらすのは反人間的な死だ」と核兵器の廃絶を求めた。長崎市の田上富久市長や再検討会議のスラウビネン議長も出席した。
原爆投下後のきのこ雲の壁紙や焼け野原を捉えた写真パネルに加え、焼け焦げた女子学生の夏服など原爆資料館(広島市中区)の資料を展示。核兵器を巡る現状と世界に廃絶を求めてきた被爆者の活動も紹介している。オランダから訪れた自営業オスカー・ブロッグさん(50)は「ロシアのプーチン大統領が核使用を口にする今こそ、世界の人々が見るべきだ」と話した。
(2022年8月7日朝刊掲載)
開幕行事で、木戸季市事務局長(82)は長崎での被爆体験に触れて「原爆がもたらすのは反人間的な死だ」と核兵器の廃絶を求めた。長崎市の田上富久市長や再検討会議のスラウビネン議長も出席した。
原爆投下後のきのこ雲の壁紙や焼け野原を捉えた写真パネルに加え、焼け焦げた女子学生の夏服など原爆資料館(広島市中区)の資料を展示。核兵器を巡る現状と世界に廃絶を求めてきた被爆者の活動も紹介している。オランダから訪れた自営業オスカー・ブロッグさん(50)は「ロシアのプーチン大統領が核使用を口にする今こそ、世界の人々が見るべきだ」と話した。
(2022年8月7日朝刊掲載)