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世界的課題 若者の役割は 国連総長と意見交換

 国内の若者たちが、国連のグテレス事務総長や広島県の湯崎英彦知事と対話する催しが6日、広島市中区のおりづるタワーであった。平和な世界を導くため若者たちがすべきことなどについて意見を交わした。

 「核兵器廃絶日本NGO連絡会」(東京)事務局の浅野英男さん(25)や、気候変動問題に取り組む、広島市中区出身の白梅学園短大1年奥野華子さん(20)たち7人が登壇。それぞれの活動内容を紹介した。

 浅野さんは「世界の若者がきちんと知識を付けられるよう、軍縮教育のサポートを」と国連に求めた。グテレス事務総長は、世界に気候変動や核軍縮、経済格差などの課題があると指摘し「皆さんが世代を超え世界的なネットワークをつくることに期待する。今後、若者が重要な場面で政治的な意思決定ができる仕組みも作りたい」と語った。

 国連広報センターや、広島県など官民でつくる「へいわ創造機構ひろしま(HOPe)」などが主催。県内の中高生たち約20人が聴講した。(湯浅梨奈)

(2022年8月7日朝刊掲載)

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