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被爆者の思い 発信 「ヒロシマ講座」の記者ら ヒロシマ8・6

 広島市主催のジャーナリスト研修「ヒロシマ講座」を受講している地方紙など10社の10人が6日、平和記念式典などを取材した。被爆者や遺族から思いを聞き取り、記事にまとめた。

 静岡新聞(静岡市)の木村祐太記者(34)は、静岡県原水爆被害者の会の石原洋輔会長(77)=浜松市=を取材。生後約5カ月の時に母親に背負われた状態で被爆した体験を聞き、7日付朝刊に載せる記事を書いた。

 ロシアによるウクライナ侵攻を踏まえ、木村記者は「被爆者の話を聞き、脅しに使うことも含め核兵器は絶対悪と感じた。核廃絶に向かうよう報道していきたい」と話していた。

 講座は7月28日から8月7日までの11日間。2002年度に始まり、受講者は延べ181人となった。(高木潤)

(2022年8月7日朝刊掲載)

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