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被爆2世の課題考える 広島市中区でシンポ

 全国被爆二世団体連絡協議会(二世協)は30日、広島市中区の原爆資料館東館で健康不安の解消や被爆体験の継承など2世が抱える課題について考えるシンポジウムを開いた。

 市民たち約100人を前に、パネリスト4人が意見を交わした。被爆者から2世への健康影響を研究する鎌田七男・広島大名誉教授(血液内科)は「調査データがなければ、的確な施策は打てない」と説明。2世の既往歴や現在の健康状態などの継続調査が欠かせないと訴えた。

 県被団協の坪井直理事長は「課題解決には強固な組織づくりが必要。2世間の連帯を深めて」と求めた。

 二世協は1988年、労働組合を中心に結成。現在は広島、長崎など6府県の19の被爆2世団体が加盟している。(胡子洋)

(2013年12月1日朝刊掲載)

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