平和願い手作り千羽鶴 益田の障害者 原爆の子の像にささぐ
13年12月2日
島根県益田市を拠点に活動する障害者グループ「ごそごそクラブ」のメンバーが、30日から1泊2日の日程で広島を訪れている。手作りの千羽鶴を平和記念公園(広島市中区)内の原爆の子の像にささげるのが目的。手が不自由なメンバーも仕分け作業を手伝い、平和を願う心を重ねて折り鶴を仕上げた。
益田養護学校(益田市)の在校生や卒業生を中心とした同クラブは2011年に結成。飲食店から回収したワインのコルクなどの廃材を生かして作った小物の販売収益で、研修旅行を毎年1回続けている。
行き先を広島市に決めた際、同校の平和学習で平和記念公園を訪ねたことがある大石隆幸さん(27)=益田市久城町=の発案で、3カ月前から千羽鶴を折り始めた。手足にまひのあるメンバーが率先して仕分け作業を手伝ったことに、大石さんは「できる範囲で自分の役割を見つけ、みんなの気持ちを一つにできた」と手応えを語る。
旅行にはメンバー20人が参加。同日午後、千羽鶴をささげた後、平和大通りを電飾で彩る「ひろしまドリミネーション」を楽しんだ。(石川昌義)
(2013年12月1日朝刊掲載)
益田養護学校(益田市)の在校生や卒業生を中心とした同クラブは2011年に結成。飲食店から回収したワインのコルクなどの廃材を生かして作った小物の販売収益で、研修旅行を毎年1回続けている。
行き先を広島市に決めた際、同校の平和学習で平和記念公園を訪ねたことがある大石隆幸さん(27)=益田市久城町=の発案で、3カ月前から千羽鶴を折り始めた。手足にまひのあるメンバーが率先して仕分け作業を手伝ったことに、大石さんは「できる範囲で自分の役割を見つけ、みんなの気持ちを一つにできた」と手応えを語る。
旅行にはメンバー20人が参加。同日午後、千羽鶴をささげた後、平和大通りを電飾で彩る「ひろしまドリミネーション」を楽しんだ。(石川昌義)
(2013年12月1日朝刊掲載)