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「非核芸術」表現をたどる 13日 広島・中区で対談イベント

 芸術はどのように核の脅威を表現してきたか―。「戦後77年の非核芸術の系譜(けいふ)から」と題し、広島市安佐南区在住の美術作家菅亮平さんと、原爆の図丸木美術館(埼玉県東松山市)の岡村幸宣学芸員が語り合う対談イベントが13日午後5時、広島市中区光南の広島芸術センターである。

 演題の「非核芸術」は岡村学芸員が著書で定義づけた言葉で、核と人間の歴史に向き合い、共存できないことを示す芸術表現を指す。対談では、丸木位里・俊夫妻が手がけた「原爆の図」から福島第1原発事故を経験した現代まで、ヒロシマにまつわる表現を取り上げる。

 同センターで開催中の菅さんの個展会場で開く。原爆ドームの保存工事に使われた塗料で描いた絵画などの展示作についても意見を交わす。無料。入場制限を行う場合がある。問い合わせは同センターへメールで。hiroshima.geisen@gmail.com(福田彩乃)

(2022年8月10日朝刊掲載)

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