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[2023広島サミット] 防災調整会議を設置 広島県と市 消防や救急で連携

 来年5月に広島市である先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け、広島県と市が「広島サミット防災・危機管理県・市調整会議」を設けたことが17日、分かった。地震や大雨、火災などの緊急事態に備え、消防や救急の活動を円滑にできるよう連携を強める。

 複数の関係者によると、7月26日に市役所で初会合を開き、県の尾崎哲也危機管理監、市の横山元信危機管理担当局長や勝田博文消防局長たちが出席。尾崎危機管理監が座長に就き、会議の在り方や今後の進め方について話し合うなどしたという。

 県と市はこの会議を通じて、一体となって防災と危機管理の施策を進める考え。さらに会議の下に、県警や自衛隊、周辺市町なども加わる「消防特別警戒」「防災・危機管理関係機関」「防災・危機管理県・市町」の三つの連絡会議を設ける方針でいる。

 また県や県内の市町、経済界などでつくる官民組織「広島サミット県民会議」は19日、公式の交流サイト(SNS)を開設する。ツイッターやフェイスブックで、県民会議の活動や交通規制などの情報を発信する。(河野揚、川上裕)

(2022年8月18日朝刊掲載)

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