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原爆ホームを広島市長訪問 広島市安佐北区

 広島市の松井一実市長は2日、安佐北区の原爆養護ホーム「倉掛のぞみ園」を訪ね、入園者を見舞った=写真。

 松井市長は、園内のホールに集まった67人に「平和の大切さを広く訴え、安心して暮らせる街づくりを進めます。健康に留意し、よい年を迎えてください」とあいさつ。梶木シナヨさん(88)に花束を、海徳定一さん(86)にメッセージカードを手渡した後、一人一人と握手した。

 梶木さんは「ありがたい。体に気を付けて過ごしたい」。海徳さんは「励ましに元気がもらえた」と話した。

 広島市長は、「原爆の日」を控えた7月と年末の12月に原爆養護ホームなどを訪問している。松井市長は5日に矢野おりづる園(安芸区)、9日に神田山やすらぎ園(東区)、17日に舟入むつみ園(中区)と広島赤十字・原爆病院(同)を訪ねる。

(2013年12月3日朝刊掲載)

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