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ヒロシマ・アピールズ ポスター 157駐日大使館へ 露やベラルーシにも

 日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)広島地区は、広島国際文化財団、ヒロシマ平和創造基金と共催する「ヒロシマ・アピールズ」ポスターを、核保有国を含む157カ国・地域の駐日大使館に送る。ウクライナに侵攻して核使用をちらつかせるロシアや、それを支持するベラルーシにも宛て、被爆地から反戦反核の訴えを届ける。

 18日、メンバーたち約10人が中区で荷造り作業をした。送るのは、ユニクロのロゴデザインなどで知られるクリエーティブディレクター佐藤可士和さん(57)=東京=が制作した2022年版ポスター「NO NUKES NO WAR」。広島市からのメッセージや佐藤さんによる作品解説も同封した。

 JAGDA広島地区の川原芳夫幹事は「これを機に核兵器廃絶と世界平和を求めるヒロシマの思いをさらに世界へ広げたい」と話す。ポスターはすでに岸田文雄首相に手渡されたほか、10月に広島市で開かれる平和首長会議総会の出席都市にも配る。(森田裕美)

(2022年8月19日朝刊掲載)

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