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秘密保護法案 参院で廃案を 青年法律家協会広島支部が声明

 特定秘密保護法案の衆院通過を受け、青年法律家協会広島支部は2日、衆院の採決に抗議し、参院での廃案を求める声明を発表した。衆参両院議長に郵送した。

 声明は、同法案が国民の知る権利や表現活動の自由を侵害する恐れがあるとし、「民主主義や三権分立の理念そのものを揺るがす悪法」と指摘。衆院の採決について「十分な審理を尽くさぬまま、世論の多数の意見を押し切った」と批判している。

 同支部の下中奈美支部長は同日、広島市中区の広島弁護士会館で会見し、「各省庁が国民に隠したいものを隠すことができ、私たちが知るべきことが隠される危険がある。民主主義の自殺行為だ」と強調した。

(2013年12月3日朝刊掲載)

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