×

ニュース

平和な世へ 府中で誓い新た 市の祈念式典 3年ぶり開催

 府中市の平和祈念式典が20日、同市広谷町の市保健福祉総合センターで3年ぶりに開催された。遺族たち約60人が集い、平和への思いを新たにした。

 小野申人市長が「戦争を知らない世代が多数を占めている。戦争体験者や被爆者から教わったことを語り継いでいく」とあいさつ。参列者は1人ずつ献花台に花を手向けた。

 会場では、市内の児童の平和学習を動画で紹介。灯籠作りや、ウクライナから避難してきた家族と交流する姿に、参列者から拍手が送られた。市遺族会の野田泰弘会長(82)は「平和の尊さが根付いていて頼もしい。戦争は人を不幸にすると伝え続ける」と話していた。(東山慧介)

(2022年8月21日朝刊掲載)

年別アーカイブ