島根原発2号機安全審査 松江市長が容認姿勢
13年12月4日
島根県松江市の松浦正敬市長は3日、中国電力が島根原子力発電所(同市鹿島町)2号機の再稼働に向け、原子力規制委員会への申請を目指す安全審査について、容認する姿勢を示した。
この日、同市役所であった市原子力発電所環境安全対策協議会(安対協)の終了後、報道陣の質問に答えた。市は11月21日、島根県とともに中電から安全審査の事前了解を求められていた。
松浦市長は「審査と再稼働は分けて考える」とした上で「現段階で審査を受けさせない積極的理由はない」と述べ、条件付きで認める考えを示唆した。市議会の意見を踏まえ最終判断する。「結論は年内か」との質問にも「そのように努力したい」と答えた。
安対協には委員50人のうち38人が出席し、中電側が2号機再稼働に向けた安全対策を説明した。委員から「百パーセント安全でないと動かしてはいけない」などの声があった。市の避難計画にも「本当に全員避難できるのか」などの懸念が出た。(土井誠一)
(2013年12月4日朝刊掲載)
この日、同市役所であった市原子力発電所環境安全対策協議会(安対協)の終了後、報道陣の質問に答えた。市は11月21日、島根県とともに中電から安全審査の事前了解を求められていた。
松浦市長は「審査と再稼働は分けて考える」とした上で「現段階で審査を受けさせない積極的理由はない」と述べ、条件付きで認める考えを示唆した。市議会の意見を踏まえ最終判断する。「結論は年内か」との質問にも「そのように努力したい」と答えた。
安対協には委員50人のうち38人が出席し、中電側が2号機再稼働に向けた安全対策を説明した。委員から「百パーセント安全でないと動かしてはいけない」などの声があった。市の避難計画にも「本当に全員避難できるのか」などの懸念が出た。(土井誠一)
(2013年12月4日朝刊掲載)