×

ニュース

[2023広島サミット] 瀬戸内4県都 観光で連携へ 市長会議で方針確認

 広島、岡山、松山、高松の4市長が観光や産業振興を議論する「瀬戸内4県都市長会議」が29日、広島市中区のホテルであった。来年5月に広島市で開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)をインバウンド(訪日外国人客)の需要を取り込む好機と捉え、連携する方針を確認した。

 会議では来年度、サミットに合わせて海外メディアに4市の観光資源の魅力を発信すると決めた。高松市の大西秀人市長は「広島を含めた瀬戸内の素晴らしさを伝えたい」と強調。岡山市の大森雅夫市長も「先進国トップが集まり、世界が注目する」と期待した。

 松山市の野志克仁市長は「インバウンド取り込みに向けサミットを機に4市でPRを」と提案。司会を務めた広島市の松井一実市長は「国内外の誘客を進めるきっかけにしたい」と述べ、瀬戸内海の魅力発信へ国や広島県と調整する考えを示した。

 このほか、インバウンド強化では2025年大阪・関西万博も見据える方針を確認した。会議は15年から年1回、4市が持ち回りで開いている。(余村泰樹)

(2022年8月30日朝刊掲載)

年別アーカイブ