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空中給油機 岩国移転 機数増「影響なし」 山口県、生活環境で認識示す

 山口県は4日、米海兵隊岩国基地(岩国市)に移転するKC130空中給油機が12機から15機に増えたことについて、基地機能の強化にはつながらないとの認識を示した。

 藤部秀則副知事がこの日の県議会一般質問で「機数が増えても、住民の生活環境は悪化しないと整理できた」と答弁。中国四国防衛局が11月27日、「騒音にはほとんど変化はない」などと文書で回答した結果を踏まえたとした。

 県はこれまで、基地機能の強化と判断する基準として「騒音や安全性など、基地周辺の住民の生活環境が現状より悪化する状態」を挙げている。軍事機能や兵器の能力などは自前では評価できないとしている。(村田拓也)

(2013年12月5日朝刊掲載)

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