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法案の危うさ・廃案訴え 中国地方 秘密保護法案 参院委可決

 中国地方各地の街頭では5日、市民団体や野党が特定秘密保護法案に反対の声を上げ、強引な国会運営で採決へと突き進む政府・与党への批判を強めた。

 福山市のJR福山駅前では、市民団体「ストップ!秘密保護法 福山緊急行動」の約50人が「自由にものを言えない国にするな」などと訴えた。自民党の小島敏文衆院議員(比例中国)の尾道市の事務所前には市民3人が抗議の座り込みをした。

 市民団体「こどもたちに戦争のない国日本を引き継ぐ会」は、広島市中区の原爆ドームから約2キロをデモ行進した。

 岡山市北区のJR岡山駅前では民主、共産、社民の野党3党の岡山県組織が合同演説会をした。民主党県連の羽場頼三郎副代表は「権力者の都合で何を秘密にするか決め、市民が調べようとすれば犯罪になる。こんなおかしなことはない」と語気を強めた。

 山口県弁護士会は、周南市のJR徳山駅と岩国市の岩国駅周辺で採決の強行に反対するビラを通行人に配布。県労連などの約60人は山口市の市民会館前で座り込みをした。

(2013年12月6日朝刊掲載)

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