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戦争・核なき世界を探る あす広島・中区で国際シンポ 海外のパネリストら討論

 広島市立大と長崎大核兵器廃絶研究センター、中国新聞社は7日午後1~5時、国際シンポジウム「広島・長崎の記憶―世界と共に考える次世代継承の道」を広島市中区の広島国際会議場で開く。

 被爆者が高齢化する中、記憶を次世代にどう伝えるか―。海外から招くパネリストを交えて意見交換し、戦争や核兵器のない世界実現への道筋を探る。

 海外からは、国立アウシュヴィッツ博物館(ポーランド)公認ガイドの中谷剛氏や、ルワンダのキガリ・ジェノサイド記念センターのイヴ・カムロンジ副センター長、カンボジアのトゥール・スレン・ジェノサイド博物館のソピアロム・チェイ副館長の3人が参加。それぞれ現地での取り組みを紹介する。

 この3人に広島平和研究所の水本和実副所長を交え、継承の在り方や課題について議論を深める。原爆資料館の志賀賢治館長ら被爆地からの報告もある。基調講演の予定だった津田塾大の早川敦子教授は急病で欠席。講演内容は代読される。

 無料。同時通訳付き。事前申し込み不要。平和研Tel082(830)1811。

(2013年12月6日朝刊掲載)

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