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読者の関心応え 新たな切り口を 地方紙フォーラム閉幕

 中国新聞社など全国の地方紙12社が参加する「第19回地方紙フォーラムin金沢」は9日、金沢市の北國新聞20階ホールで分科会や講演を開き、2日間の日程を終えた。「揺らぐ国際秩序、地域から見つめる」「戦争・平和、どう伝える」の二つのテーマで各社の記者が意見交換した。

 ロシアのウクライナ侵攻に関する地元の話題を探し続ける苦労や、戦争経験を伝えていく難しさについて、それぞれ悩みや工夫を語り合った。どちらの分科会でも「読者が関心を持ち続けられるよう、記者はニュースの新たな切り口を考え続けなければいけない」との意見が出された。

 続いて国際政治学者の三浦瑠麗氏が「激動する国際情勢と日本 戦後平和主義への挑戦と課題」と題して講演した。

 12社でつくる「日本地方紙ネットワーク」の主催。次回の地方紙フォーラムは来年、静岡県で開かれる予定となっている。

(2022年9月10日朝刊掲載)

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